成年後見制度とは
成年後見制度は、知的障がい、精神障がいや認知症などで判断能力が十分ではない人の身上監護(福祉・医療サービス契約)や金銭管理をご本人に代わって行う制度です。家庭裁判所から選任された後見人が、ご本人の権利を擁護します。
後見人には、ご本人の判断の能力に応じ法定後見(後見・保佐・補助)と任意後見があります。
NPO法人 成年後見・こうべきずなの活動方針
「NPO法人 成年後見・こうべきずな」は、後見人が必要な知的障がい者、精神障がい者、認知症高齢者のうち、知的障がい者の支援に力を入れて取り組んでいます。
知的障がい者の後見では、親御さんが我が子の後見人となるケースも多くありますので、まずは親御さんが我が子の後見人となられる場合のご相談、申立てのお手伝い、後見人としての活動の後方支援をさせて頂きます。
そして事情により親御さんがお子さんの後見をできない、あるいは継続できなくなった場合には、「NPO法人 成年後見・こうべきずな」が法人後見として親御さんの思いを引き継いでいくことを目指します。障がい特性に理解のあるスタッフがチームでお子さんの支援をします。ご本人の不安と、親御さん亡き後の不安を安心に変えることが私たちの願いです。
沿革・現状・課題
- 2011年
- 障がい者支援施設利用者の方で、身寄りのない方・在宅で加齢による判断能力の低下で困っておられる認知症の方から相談を受けたのが契機となり成年後見活動の検討を開始。
特定非営利活動法人成年後見・こうべかぞくねっと・きずなの設立総会。
- 2012年〜今日まで
- 特定非営利活動法人成年後見・こうべかぞくねっと・きずなを設立申請し、認証され(認証番号:神戸市参市協働263号の2)、設立登記完了。
神戸家庭裁判所より法定後見(後見・保佐・補助)を受任するとともに、任意後見の方については契約を締結し、本格的に成年後見活動を開始する。
その後、成年後見に対する需要の高まりとともに、受任者数は年々増加してきており、問い合わせも多い。これらの需要に応えていくためには支援に携わるスタッフの増員が大きな課題となっている。
また、2019年10月に法人の事務所を西鈴蘭台駅近くへ移転し、法人の名称を「NPO法人 成年後見・こうべきずな」に変更、これに伴い定款を改正して2020年1月に神戸市の認証を受け登記を完了しました。
今後、新事務所を拠点として、これまでにも増して被支援者に寄り添った成年後見活動を続けていくこととしています。
なお、活動状況については「活動・お知らせ」のページをご確認ください。